ある昼下がり *ある昼下がり*



「ねぇ、アリババ」

「んー? どうした、?」

「膝枕して?」

「うん?」


ある昼下がり、ベットの上でゴロゴロしているオレの所にが来た。タオルケット持参で。


「準備いいなぁ。てか、いつも許可なんてしねーのに、今日はどうしたんだ?」

「たまには許可とってみようかなぁって?」


要らないのにな。俺、気にしないし。


「……まぁ、来いよ!」


そう言いポンポン、と膝を叩いてを招いた。


「いいの!?」


パアッと一気に顔が輝く
そんな大した事じゃねーのにな?
それにいつもしてんのに。


*


俺の膝の上で横になっているの頭を優しく撫でてやると気持ち良さそうに擦り寄ってきた。
……猫みたいだな。なんか和む。

「……やっぱ」

「うん?」

「膝枕はアリババの膝が良いな。他の人はなんか違うんだよねー」
「そ、そりゃどうも?」


なに、その膝吟味。少し複雑なんだけど。
褒められてんのか分かんないし、反応しづれーよ。


「まぁ、寝ろ?」
「…………」

ポン、と頭を乗せるとすぐにスースーと寝息を立てる


「はえーよ!」


あまりの早さに思わずツッコミを入れるがは起きない。

そんなに軽く溜息を付き、そっと笑った。


「はぁ、まっ、ゆっくり寝ろよ」



*

アリババくんは膝枕してくれそう。
ってかして欲しい!そんな妄想。